この世の中は比較でできている
2018.06.23
あの人は本当に優しい
あの人はマメな人だ
あの人は怒りっぽい
あの人はネガティブだ
こういう風に思ったり、人と話したりすることがよくあると思います。
さて、優しいとかマメとかって、誰がどうやって決めるんでしょうか??
もしこの世の中に自分ひとりだけだったら、そんなことは分かりません。
いろんな人と比べたり、いろんな人を見て、性質を決めていくのです。
魚がおいしいとかまずいとかも、自分が経験して、比較できるようになって初めて感じることができるのです。
だから、人間は他の人と比べない限り自分のことを定義することができないのです。
自分って一体どんな人なんだろう?
意識していなくても、きっと心の底では考えると思います。
自分を見失うとか、自分のことを信じられなくなるとか、そうなると人間は一気に暗い気持ちになります。
そういうときに、他の人と比べるのをやめようと思ったりすることもありますが、人間はどうしても比べてしまうのです。
比べたあとに、どう自分で考えて処理するか。それが大事だと思います。
小学校でかけっこをして順位をつけるのをやめようなど、平等にする策などが取られていますが、あまりに差をなくしすぎてしまうと、いじめを誘発してしまうのでは…?
特に子どもは大人よりも比較できる項目も少ないのです。
あー、自分ってどうして他人と比べてしまうんだろう。と思うのは、どうしようもないのです。
だって他の人と比べないと、自分という存在を保つことができないのですから。