海外からのアクセスを考慮したレンタルサーバー選び
2020.01.15
結論を先に書いておくと、「エックスサーバー」が海外からのアクセスでも表示速度が速かったです。
有名なレンタルサーバーは月額500円、600円くらいで借りられるところが多いですが、エックスサーバーは月額1,000円からとなります。
少々高いのは仕方ないですね。(初期費用も3,000円かかります)
経緯
私はweb制作会社で働いており、普段は国内向けのサイトばかり作成していました。
会社で借りていたのは、バリューサーバーが多く、今回問題になった案件は別の業者から引き継いだので、さくらのレンタルサーバーでした。
今回、海外からのアクセス速度が遅いと問題になったのは、外国人向けのツアーを載せているサイトでした。(英語・日本語が切り替え可能)
国内で見る分には問題ないのですが、海外からのアクセスで遅い地域があることが判明しました。
お客様の知り合いにオーストラリアのメルボルン在住の方がいまして、その人に見てもらったところページの表示に1分はかかると…!
YouTubeなどは普通に見れるそうです。
これは大問題だということで、急遽サーバーの移行を検討することになりました。
しかし、海外から見てもアクセス速度が速いサーバーなんて知らないよと…
相談した人に言われたのは、海外のサーバーを借りるか、Google Cloud Platformにしたら?
ですが、英語圏は範囲が広いので、どの海外のサーバーを借りたらいいのでしょう?
Google Cloud Platformはレンタルサーバーよりも、セットアップ大変だし…
と悩んでいたところ、お客さんがサーバー会社に問い合わせて提案してくれたのがエックスサーバーでした。
海外からのアクセス速度はどのくらいですか?と聞いたところ、「普通です」と返ってきたそうです。
本当か!?と疑ったのですが、なんと10日間の無料お試し期間があったので、WordPressのサイトをセットアップして試してみることにしました。
セットアップして、お客さんの知り合いのオーストラリア、カナダ、イギリス在住の方にサイトを見てもらったところ、問題ないスピードで見れましたとのこと。
というわけでエックスサーバーに切り替えました。
レンタルサーバーの切り替えは、なかなか大変そうだなと思いましたが、調べてみると意外と簡単でした。
WordPress簡単移行機能もあるようなので、使いたい方はぜひ!
(私はコードの修正などもあったので、そうは行きませんでしたが…)
ちなみに、WordPressのデータをまるっと移行したいときは、こちらのプラグインがおすすめです。
All-in-One WP Migration
DNSを切り替えて、エックスサーバーにドメインを追加して、反映されるまで1時間くらいでした。
今回の件で思ったこと
海外からのアクセス速度を測定してくれるサービスとかあるといいのになぁと思いました。
外国の知り合いがいないと頼めないし…
誰か知っていたら教えてほしい。
余談1
ちなみに、今回の修正は以下のような流れでした。
- もともとサーバーを乗り換えるつもりはない(誰も海外からのアクセスが遅いことに気づいていないので)
- 機能追加ほしい→追加
- TOPページも直してほしい→修正
- 乗り換え前のサーバーにはコードを適用せず2ヶ月くらい放置
- 海外からのアクセスが遅いことに気づき、サーバーを乗り換えることに…
なにが問題かというと、乗り換え前のサーバーとローカルの環境でデータがどんどん変わっていくので、それのすり合わせが大変でした。
(コードはローカルが最新なので、本番からデータを抽出するわけにもいかず…)
余談2
この前テレビで知ったのですが、オーストラリアのメルボルンは世界の住みやすい都市No.1だそうです。
てっきり北欧のイメージが強かったので、驚きですね。北欧は寒すぎるのかな?